NIBUTANI AINU CRAFT
受け継がれてきた伝統を活かしたモノづくり
2021
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CLIENT WORK
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INTRODUCTION
アイヌ工芸家である、貝澤 守氏とのコラボレーション作品。
inuye(イヌイェ)はアイヌ語で「彫り、彫刻する、書く」を意味しています。
アイヌ工芸の象徴の一つ「マキリ」でも大事にされてきた、贈る・受け継ぐ文化を万年筆に込め、万年筆の機能と情感性に精神的な信仰を刻みました。
男性が好きな女性にプロポーズでプレゼントしたマキリのように、この万年筆が人から人へ想いが伝わっていく媒体になってくれたらという想いを込めます。
アイヌの工芸品が、日々の生活の中で使われるもの、身近に存在するものになることで、文様が伝える意味・歴史(魔除け、命への畏敬の念)が人々の生活に馴染む事を願っています。
ABOUT Mamoru. Kaizawa
幼少時代より、木彫職人であった父・守幸(1977年没)の彫刻を見て育った。守が12歳のとき父が亡くなり、高校卒業後は一時期札幌で暮らしたが、ふるさとへ戻り21歳から工芸作品を作り続けている。二風谷のイタ(盆)には、先人の味わい深い技が生き残っていると、その伝承に努めながら、独自の作品づくりに力を注いでいる。特に、ラムラムノカ(ウロコの文様)は、ノミを木に対して鋭角に入れることで陰影を出す、繊細で美しい彫り込みが特徴だ。アイヌ文様を施した革製品、鹿角を彫り込んだフクロウのストラップやペンダントも人気。
2010年に、国土緑化推進機構のコンクール・森の伝承・文化部門で「森の名手・名人」に全国で80人、道内でただ一人選ばれたアイヌ伝統工芸作家である。「貝沢民芸」店主。
CREDIT
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Client株式会社ノーザンクロス
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Design DirectorJUNKO KOSHINO