「プリンス スマート イン」はICTやAI技術を導入したシームレスなサービスを提供するプリンスホテルの次世代型ホテルブランド。全国4店舗目、京都市内において2店舗目となる当ホテルの共有スペースは京都をモチーフとした様々なデザイン・アートが散りばめられているクリエイティブな空間であり、その空間の壁面アートをディレクション・デザインさせていただきました。

長い歴史の間、常に日本の文化の象徴として存在する「京都」。その中でも三条周辺の地区は、伝統がベースにありつつも、様々な文化が交差してきた非常に熱量の高い場所です。まさしく「温故知新」という言葉を体現するような町であると思い、訪れた方々にそのコンセプトがストレートに伝わるアートを巨大な壁一面に描きたいと思いました。
様々な時代背景を持つ書やアート、娯楽や文化を描いた現代の印刷物、大衆紙等を
京和紙に印刷し、描き、コラージュし、その上に箔を施す等、
長い時を経て築かれた「京都」を圧倒的な作業量で再構築しています。

壁面を担当したロビー＆レストランエリアは、京都をモチーフとしながらも現代的で斬新な印象のさまざまなインテリアやアート作品が散りばめられ、独自の世界観を演出。
ドイツのiF International Forum Design GmbHが主催する世界で最も権威のあるデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2023」のInterior Architecture部門を受賞。国内外様々なメディア、デザイン誌でも取り上げられ、話題を作り上げることに成功した。