日本初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」のチーム「SEPTINI RAPTURES」の23-24シーズンのチームブランディング、および新ユニフォームのデザインディレクションを担当。「SEPTINI RAPTURES」はHIPHOPを主軸のスタイルとしながら、音とシンクロする表現を得意とするチーム。メンバーにはストリートダンス世界大会優勝経験者を含む様々なジャンルで活躍する高いスキルセットを持ったダンサーたちが集結。しかし前年度の成績が振るわず、新シーズンに向けてコンセプトを改めて言語化し、チームの団結力・意識の矛先をさらに強固にする戦略を実施した。　

まず、チームが改めてシーズンを通じて何を表現したいかを整理。彼ら自身が非常に純粋なストリートダンスをバックグラウンドに持つダンサーである所以の、内に秘めた強さ、そしてパフォーマンスを通じてネーミングのごとく観客を狂喜（RAPTURE）させるという意味を込めた「INSAINE BLUE」というコンセプトを開発。
そこからユニフォームのデザインコンセプトを製作。彼らのダンススタイルのコアは「ダンスを通じて音を体そのもので表現する」こと。「音」を表現するモザイク調のグラフィックを開発し、それをテキスタイルパターンとしてユニフォームに落とし込んだ。異なる質感の生地を用い、ディティールにも細かい配慮を施した。

コンセプトムービーはローンチ直後から反響を呼び、全チームの中でもトップ再生数を稼ぎ出し、開幕から３連勝するという好スタートを切っている。