金沢を拠点に伝統技術から最先端のテクノロジーまで、さまざまな技術を掛け合わせ、最適なカタチを実現する職人集団「secca」。彼らのクリエイティブは酒器、食器からオブジェ、楽器までと非常に広範囲にわたる。常に新しい価値を提供し続けるseccaのコンセプトや活動を一冊の本にしました。

伝統と革新の中で新しいクリエイティブを模索しているsecca。彼らのものづくりを体現するために、読み物としての機能を保ちつつ、製本の随所にプロダクトとしての価値を高めるギミックを施している。
表紙には日本の伝統技術である越前和紙を貼り、じっくりと本を置いて読んでいただけるために、ページの開きをスムーズにするドイツ装を採用。背表紙にも職人としての無骨さを出すためにノリが剥き出しになるような見栄えにした。